～2月10日は二（2）世帯住（10）宅の日～「二世帯住宅」発売から50年

住まいづくり・デザイン・技術のニュースの概要

旭化成ホームズ株式会社は、1975年に二世帯住宅を発売してから50周年を迎え、その記念日である2月10日を「二世帯住宅の日」と定めています。これに合わせて、同社は「親子同居のくらしと意識」に関する調査を実施しました。この調査によると、同居の理由として「親の老後を考えて」という回答が6割を超え、さらに親世代・子世代ともに同居による防犯面や健康面での安心感が高まっていることが明らかになりました。また、子世代の同居の理由には「自分や配偶者が育った土地への愛着」が新たに浮上し、経済的理由だけでなく情緒的な要素も影響していることが示されています。

調査結果を受けて、旭化成ホームズは今後も二世帯住宅の普及促進および新商品の開発を目指しています。親子同居が重要視される中、家族が共に支え合う住まい方が求められていることが示唆されています。

住まいづくり・デザイン・技術のニュースの背景

二世帯住宅の誕生は、1970年代の核家族化の進行に伴い、親子同居時の住居に関する課題を解決するために始まりました。当初、親世代と子世代は同居しつつも、生活空間が混在することが多く、嫁姑問題などの課題がありました。そのため、旭化成ホームズは世帯間の独立性を重視した住宅を開発しました。

今、超高齢社会の進行に伴い、親世代の老後や介護を考慮した同居の必要性が増しています。調査によると、高齢単独世帯の増加が、親と子の同居を促進させている様子が見受けられます。また、ライフスタイルの多様化に伴い、親子がお互いにサポートしながら独立した生活を送ることの重要性が増しています。こうした社会情勢の変化が背景にあり、親子が安心して住むことのできる住宅ニーズが高まっています。

住まいづくり・デザイン・技術のニュースで参考にすべきポイント

マイホームを検討している方は、以下のポイントに留意すると良いでしょう。

1. 親子同居のメリット: 調査結果からも明らかになった通り、親子同居は「防犯面」や「健康面」での安心感をもたらします。子世代が親世代を気遣うことで、互いに支え合う生活が可能になります。このため、家を考える際には、同居しやすい設計や間取りが重要です。

2. 土地への愛着: 最近の調査で明らかになったように、「自分や配偶者が育った土地に対する愛着」が同居を選ぶ理由の一つになっていることは注目に値します。土地を選ぶ際には、単に価格やアクセスだけでなく、地域コミュニティや子育て環境なども考慮することが大切です。

3. 経済的な面: 二世帯住宅は、共働き家庭にとって家計を助けることができます。同居の選択肢は、住宅費用を分担できるだけでなく、育児や介護においても協力し合うことが可能です。経済的な負担を軽減するために、建設時のコストをしっかりと検討しましょう。

4. 独自性とプライバシーの確保: 二世帯住宅の設計では、それぞれの世帯が独自のスペースを持つことが重要です。親世代と子世代が快適に暮らすためには、生活空間を上手に分離しながらも、必要に応じて交流できるデザインが求められます。

5. 今後の高齢化社会への対応: 超高齢社会に向けて、親世代の生活や介護のサポートが求められています。マイホームを考える際には、将来的なライフスタイルの変化や家族の形を見越した設計が重要です。バリアフリーやローカルな医療施設へのアクセスを重視することも、計画に含めるべき点です。

以上のポイントを考慮することで、住まい作りに際して親子双方のニーズに応えられる住宅を検討できるでしょう。これからの住まい方は、家族の絆を深めるだけでなく、安心して共に暮らせる環境を整えることが鍵になります。

～2月10日は二（2）世帯住（10）宅の日～「二世帯住宅」発売から50年親子同居の価値は「協力」プラス「安心」へ旭化成ホームズ株式会社2025年2月7日 13時00分1旭化成ホームズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：川畑 文俊）のLONGLIFE総合研究所（所長：河合 慎一郎）※1は、1975年に二世帯住宅を発売して、今年で50周年を迎えたことを機に、「親子同居のくらしと意識」に関する調査を実施しましたので併せてお知らせします。また、二（2）世帯住（10）宅の日（2月10日）※2に向けて2月10日より全国の展示場にて二世帯住宅※3の相談をお伺いし、引き続き二世帯住宅の拡販を進めてまいります。
※1．関連リリース：https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20240528-01/index/

Ⅰ．最新の調査から見える現在の親子同居の傾向

同居の理由の推移は社会背景と関係が深く、最新調査では「親の老後を考えて」同居する人が6割を超えた

同居により子世代・親世代ともに防犯面と健康面の両方に安心を感じ、50代以上の子世代は「協力」のメリット実感は下がる一方で、安心メリットは世代を問わず約8割が感じている

子世代の同居の理由として、新たに「自分や配偶者が育った土地に愛着があるから」の回答が34％あり、経済的メリットと同様に土地への愛着があることが分かった

Ⅱ．「親子同居のくらしと意識」に関する調査結果の概要

1．同居の理由の推移は社会背景と関係が深く、最新調査では「親の老後を考えて」同居する人が6割を超えた
1979年から2024年の子世代の同居の理由の推移（上位5位）
親との同居理由について、1970年代は核家族化が進んでいたものの1979年の経済企画庁の調査では、同居している人は「長男だから」「当たり