「カテゴリ:住宅・住まいニュース」|「LGBTQ+のマイホーム検討 自分らしいすまいを実現するマイホームハンドブック」を「Tokyo Pride2025」にて初公開

住いニュースデータ

  • 関連ワードLGBTQ+, ジェンダー平等, ハンドブック, マイホーム, 住宅購入
  • 配信日2025年7月3日 14時00分

住まいづくり・デザイン・技術のニュースの概要

野村不動産グループは、LGBTQ+の当事者に向けた住宅購入の情報をまとめた「自分らしいすまいを実現するマイホームハンドブック」を新たに制作しました。このハンドブックは、同性パートナーでの住宅ローンや、セクシュアリティに関するカミングアウトの際の疑問に答える内容が含まれています。2025年6月、東京で開催された「Tokyo Pride 2025」では、このハンドブックが初めて一般に公開され、さらに同イベントにおいて野村不動産グループがブース出展を行い、3,500人以上の来場者に情報を伝えました。この取り組みは、ダイバーシティやインクルージョンを推進する野村不動産グループの方針に基づいており、特にLGBTQ+当事者が安心して住宅購入を検討できる環境を整えることを目指しています。

住まいづくり・デザイン・技術のニュースの背景

近年、LGBTQ+の権利や社会的地位が向上し、多様性を尊重する流れが強まっています。しかし、住宅購入に関しては依然として多くの障壁が存在します。同性パートナーが共有名義で住宅ローンを組むことや、カミングアウトの際の不安感など、LGBTQ+当事者には特有の課題があるのが現実です。前述のように、野村不動産では「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進するため、社内研修や制度整備を行っています。こうした取り組みから生まれたのが、このハンドブックです。特に、2023年に策定した「ジェンダー平等・LGBTに関わるお客様対応ガイドライン」は、全国のマンション販売拠点での実施を含め、今後の業界におけるモデルケースとなることを目指しています。

また、東京のLGBTQ+イベント「Tokyo Pride」は、約27万人が来場する国内最大級のイベントであり、野村不動産のブース出展は、同社がこの市場に真剣に取り組んでいる姿勢を示す重要な機会となりました。多様性を尊重し、LGBTQ+当事者の方々が安心して住まいを考えられる環境を提供することは、企業の社会的責任としても位置付けられています。その意味でも、このハンドブックの制作は非常に意義深いものであるといえるでしょう。

住まいづくり・デザイン・技術のニュースで参考にすべきポイント

このニュースから得られる重要なポイントは、LGBTQ+の当事者が住宅購入を考える際に直面する具体的な課題や相談事例が多く取り上げられていることです。新たに公開されたハンドブックは、状況に応じた実践的なアドバイスを提供しており、特に以下の点が重要です。

  1. 同性パートナーの住宅ローンの取り扱い:従来の住宅ローンにおいて、同性パートナーの共同名義が受け入れられるかどうかは、金融機関によって異なります。このハンドブックでは、具体的な金融機関の情報や手続きが説明され、実行可能な選択肢を提供します。

  2. カミングアウトの必要性:マイホーム検討時にカミングアウトを考えることは、多くの個人にとって大きな壁となります。ハンドブックには、カミングアウトの際の心理的負担や、住宅購入における客観的な情報提供の重要性が強調されています。どのようにして自分のセクシュアリティを表現しつつ、必要な手続きを進めるべきかを学ぶことができます。

  3. ダイバーシティに配慮した住まいのデザイン:ハンドブックでは、住まいのデザインやコミュニティの活性化に向けたアイデアも紹介されています。特にLGBTQ+コミュニティに配慮した住環境を作り、より多様性を受け入れる社会を構築するための情報は、すべての人にとって有用です。

  4. アライとしてのサポート:ハンドブックは、LGBTQ+当事者だけでなく、その友人や家族が理解を深め、サポートするためのツールとして機能します。アライとしてどのようにサポートできるかを学び、身近な人々を支える手助けをすることで、社会全体の意識を高める役割が期待されます。

これらのポイントは、マイホームを考える全ての人にとって価値ある情報となるでしょう。特に、住宅市場におけるダイバーシティの重要性が高まる中、こうした取り組みは他の不動産会社にとっても参考になるはずです。LGBTQ+当事者とその支援者が、より多くの選択肢やサポートを得られる環境を作るためには、情報の普及と理解の深化が不可欠です。

ハンドブックが提供する情報は、LGBTQ+当事者にとっての安心材料となるだけでなく、社会全体の理解や協力の促進に寄与することでしょう。今後も、こうした取り組みが進展し、より多くの人々が安心して住まいを選択できる世界が実現されることを期待します。

「LGBTQ+のマイホーム検討 自分らしいすまいを実現するマイホームハンドブック」を「Tokyo Pride2025」にて初公開~ 同性パートナーでのペアローン、カミングアウトの判断等、マイホーム検討時における疑問を解消 ~野村不動産ホールディングス株式会社2025年7月3日 14時00分3

本プレスリリースのポイント

1. LGBTQ+当事者の方が住宅購入を検討するための情報を集約したハンドブックを当社として初めて制作

2. 2023年以降「ジェンダー平等・LGBTに関わるお客様対応ガイドライン」を全国のマンション販売拠点にて導入

3. 野村不動産グループとして6/7・8開催の「Tokyo Pride 2025」に初出展

野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松尾 大作 、以下「野村不動産」)は、このたび「LGBTQ+のマイホーム検討 自分らしいすまいを実現するマイホームハンドブック(以下「本ハンドブック」)」を新たに制作し、オンライン上で公開を開始したことをお知らせします。本ハンドブックは、同性パートナー同士での住宅ローン、セクシュアリティに関するカミングアウト等、LGBTQ+当事者の方が住宅購入を検討する際の情報を集約し、マイホームを持つ未来を考えるきっかけにしていただくためのものです。
また2025年6月7日(土)・8日(日)に東京都渋谷区にて開催され27万3千人が来場した「Tokyo Pride 2025(主催:特定非営利活動法人東京レインボープライド)」に野村不動産グループとして初出展し、本ハンドブックの案内やこれまでの取組みを紹介するパネル展示等を行いました。

「LGBTQ+のマイホーム検討 自分らしいすまいを実現するマイホームハンドブック」紹介サイト
www.proud-web.jp/recommend/a

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出典 PR TIMES

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